自分に合う治療をみつける 2008/12/12 (Fri)

慢性疲労は、基本となる病気がないので、明確な治療というのはないのだそうです。
また、症状などにも個人差が激しいので、それぞれに適した治療を行います。

たとえば投薬治療では、抗ウイルス薬や免疫調節剤などが使われますが、慢性疲労症候群の特効薬は見つかっていません。
その人の症状に合わせて、有効な薬を処方して治療するのです。

疲労やうつ状態には、この薬が有効という治療法です。
筋肉痛・関節痛にはこの薬とか、睡眠障害にはこの薬などと、症状に合わせて投薬治療を行うのだそうです。
精神的な部分の治療では、投薬ではなくカウンセリングも有効だということでした。

慢性疲労症候群を治療するのに、一般的に最も簡単で効果があるのが、ストレスを避けて休みをたくさん取ることです。
ストレスが原因になっている場合もよくありますし、発症後もストレスによって症状が悪化するのは確かですね。

ほとんどの人が、初期段階で、ストレス回避の治療を行えば、症状の悪化を押さえられると考えられています。
そうすると、治療法では、ストレス回避が一番簡単なように思えますが、実はそうでもないのです。

現代社会では、仕事や学校に行くだけで、ストレスがかかります。
不快な音声や人間関係など、自分でも気づかないうちに、ストレスを溜め込み、治療の必要な慢性疲労症候群になってしまいます。
治療するのに、最も簡単で効果があるのが、ストレス回避ということを覚えておくといいですね。

治療法として、エクスサイズやサプリメントなども有効と考えられています。
適度なエクササイズは、治療に有効ですが、適度にも個人差があることに注意が必要です。
適度を超えると治療ではなくなってストレスとなり、症状を悪化させる要因になることもあるのです。

休息と活動のバランスを保つことが、有効な治療法になります。
サプリメントは、生じた不足の栄養補給をする治療法です。
治療としては有効ですが、普段からバランスのとれた食事をとることが一番大切なのはいうまでもありません。
いろいろな治療法がありますが、適度にバランス良く取り入れるのがいいですね。